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299:品川くじら 8/3 3:12
さくらと淫らなサバト(80)
まるで花芯に絡みつくように蠢動する苺鈴の舌技に奈緒子は眩暈(めまい)にも似た知覚の混乱を覚える。
元々、理知的で動物的な官能の世界とは縁遠い生き方をしていた奈緒子にとって、この場所に連れて来られてからの
強制的な性的体験は耐え難いほど刺激的なものだったが、この状況を乗り切る為には耐えるしかなかった。
が、文学の才能を持つ彼女の心の内には、ある変化が芽生え始めている。
それは目の前で大量浣腸に苦しみながら奉仕プレイを強要されている苺鈴への感情移入だった。
(...苺鈴ちゃん、きっと苦しくて、口惜しくて全てを投げ出したいような気分なんだろうな...
私なら気が狂っちゃうかもしれない.....でも苦しみから解放されるには私を逝かせる為に頑張るしかないの...)
苺鈴の被虐的な心理を読んで、同情心と共に何故か官能的な感情が湧き上がってくる。
まだ奈緒子には解からなかったが、それは性的なサディズムの芽生えかも知れなかった。
奈緒子の脳裏をそんな考えが駆け巡っている間にも、苺鈴の舌技は緩急の調子を付けて花芯を舐(ねぶ)る。
ゆっくりと絡みつくような舐(な)め方から、激しく擦(こす)るような舐め方に変化させて数秒か、
ついに奈緒子は官能の絶頂を迎えて、前のめりに倒れこみそうになり、みさきに引き止められる。
ようやく腹痛の責め苦から開放される、と喜んだ苺鈴は首領の方を見た。
首領はニヤリと笑って「君、何か忘れてはいないか?」と応える。
「!?」何を言われているか解からないという表情を浮かべて何も言い返せない苺鈴。
「クンニを始める前には『ご奉仕させて下さい。』と言う約束だったよね?」
しまった、と思ったが後の祭りだった。一気に苺鈴の表情が蒼ざめる。
「さて、奈緒子ちゃんへのご奉仕を最初からやり直してもらおうか。」首領は冷酷に微笑んだ。
精神的なショックからか、俯(うつむ)いて、次の動作に移れない苺鈴。
「苺鈴ちゃん、頑張って!あなたを救えるのはあなた自身しかいないのよ。」奈緒子は思わず叫ぶ。
(81)へ続く
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