- 1 名前:品川くじら < [2007/08/30(木) 03:05]
- 「葉」はLeaf、「鍵」はKeyというギャルゲーメーカーです。
まぁ、ギャルゲーの登場人物の大半は16歳以上なのでロリという
カテゴリー(9歳から14歳までの少女)から上へずれますが、
私のSSは内容的にエロなので勘弁してやって下さい。
ここは「葉鍵レズリング」を中心に貼ります。
- 301 名前:名無したん@はにゃ〜ん [2010/12/23(木) 23:43]
- 第2回葉鍵レズリング(98)
まるで軟体動物が肌の上を滑っていくような愛撫の感触にどぎまぎする愛佳だが、背後から
組み付いている智子の力は強く、振り切れるものではなかった。
あかりの左手は、愛佳の美しく形が整った乳房をやわやわと揉み続け、時折、屹立した乳首を
狙って人差し指で弾き、刺激するのだ。
焦(じ)らすような愛撫と、感覚の弛緩を破る小さな痛みの組み合わせに官能を高められていく愛佳。
そして、あかりの右手による愛撫は、その目標をゆっくりと腰の外側から股の付け根の方へと移動していき、
ついにパンティの布地の上から指先で秘裂を探し当てると、中指をはめ込むように押し当てて前後に動かし始める。
指先が花芯に当たった瞬間、愛佳が思わず体を強張らせると、あかりはニヤリと微笑む。
あかり「小牧さんって、感情を顔に出しやすいんだね。」
が、何か会話を成立させる余裕は、今の愛佳には残されていなかった。
愛佳(ううっ...な、なんかおっぱいとあそこから電気が流れてくるみたい.....し、痺れるぅ...
体が熱くなってきちゃったよぉ.....)肉体への刺激が彼女の精神を確実に追い詰めているのか。
今や愛佳の陰部は、あかりの指に弄(まさぐ)られて、ジトジトと湿り気を帯び、悦楽への反応を表してしまっている。
愛佳は快感を否定するように頭を左右に振って正気を取り戻そうとしているが、その顔は隠しようもなく
紅潮し、激しい官能のうねりへの抵抗が、そう長くは続けられない事を物語っているかのようだ。
彼女の鼓動の高まりは、乳房を通じて、あかりの掌にも伝わってくる。
あかり(もうそろそろフィニッシュにしてあげようかなぁ・・・)
あかりは上半身をやや前に傾けると顔を愛佳の左乳房に近づけ、乳首に軽くキスした。
「ぁん!」愛佳が小さく呻(うめ)く。
あかりは唇で愛佳の乳首を咥(くわ)えると舌で吸ったり舐めたりして責める。
(99)へ続く
- 302 名前:名無したん@はにゃ〜ん [2010/12/26(日) 02:04]
- 第2回葉鍵レズリング(99)
「...んぁッ..ん〜ッ.....ぁぁん.....」愛佳は抗(あらが)えない官能の高まりに全身の肌を
桜色に上気させて喘いでいた。
それを察知したあかりの右中指が激しく花芯を捏ね回すと、愛佳はこれまで理性で押さえ込んできた
得体の知れない感情の爆発に、涙で頬を濡らしながら絶叫する。
「ぁぁあ〜ん!頭が、頭が変になっちゃうぅぅッ!!」それはエクスタシーへの怖れが言葉になった姿なのか。
「安心して。私に体を委ねて・・・。」あかりは赤ん坊をあやすように語りかけ、最後の一押しに取り掛かる。
少し体を離して両手で愛佳のパンティの両サイドを掴むと一気に引き降ろして陰部を露わにし、
さらに両手で愛佳の膝を左右に大きく割ると股間に顔を近づけて秘裂にキスした。
「!.....んぁ〜ッ!!」愛佳は恥辱と快感の電撃に悶え叫ぶ。
が、あかりは躊躇無く秘裂から顔を覗かせるまでに勃起した花芯を舌先で捉え、優しく転がした。
「...!」もはや叫ぶ事すらも出来なかった。愛佳の意識は混濁し、ガクリと首をうな垂れる。
それに気付かず花芯への舐り責めに熱中するあかり。
事態に気付いたレフェリーが2人を分けるまで淫靡な攻撃は続いたのである。
「青コーナー、神岸あかりWIN!!」相楽美佐枝はあかりを立たせ、その腕を高々と掲げた。
勝利のゴングが鳴り渡る中であかりはパートナーに駆け寄る。まだ愛佳を羽交い絞めにしているままだ。
「やった!勝った!勝ったんだよ!!保科さん!!」あかりは智子に呼びかけるが、智子は怪訝な顔をするばかり。
ああ、そうか、と気付いたあかりは自分の耳を指差して合図を送った。
それで気付いた智子はようやく耳から丸めた紙を引っ張り出して「どうやら勝ったらしいな。」と聞き返し、
勝利を確認してから愛佳の体を開放した。エクスタシーの余韻から抜け出せない愛佳はリングへ崩れ落ちる。
佐藤「耳栓です!保科智子、耳栓で観客席からのヤジを遮断していたもようです!!」
(100)へ続く
- 303 名前:名無したん@はにゃ〜ん [2010/12/26(日) 03:01]
- 第2回葉鍵レズリング(100)
北川「なるほど保科智子が後半、まるで機械のような冷静さに見えていた原因はティッシュペーパーで
急ごしらえした耳栓だったのか。考えたなぁ。」
佐藤「実況の九品仏さ〜ん、青コーナー神岸、保科チームへのインタビューお願いしま〜す!!」
大志「こちら九品仏、只今我輩は青コーナーに戻ってきた神岸あかりと保科智子の元にいる。」
カメラがあかりと智子を写すアングルに変わると2人に向けてマイクを差し出しながら話しかけた。
大志「さっそくですが神岸さん、勝利の感想を一言お願いします。」
あかり「・・そうだなぁ・・とにかく新しいキャラに負けないところを見せる事ができて嬉しかった。」
実に屈託の無い、あの笑顔でカメラに向って小さくVサインを出しながら語る。
大志「保科さんも勝利のご感想を。」
智子「まだまだ若いもんには負ける気がせぇへんで。かかって来いや!」カメラに向って軽く
ファィティングポーズを作る。
北川「確かに。新葉鍵軍の不戦敗に終わった第2試合以外、第1、第4試合を旧キャラが勝利して
ますからねぇ。第3試合でしか結果を出せませんでした、新葉鍵軍。」
佐藤「実力、経験ともまだまだというところでしょうか?今後の努力が望まれるところです。」
佐藤「え〜皆様、ここ鶴来屋総合文化センターからお送りしてまいりました第2回葉鍵レズリングも、
いよいよお別れの時間がやって参りました。」
北川「それではモニターの前の皆様、またお会いしましょう。」
大志「全国の同志諸君。また会おう!!」
観客達のどよめきと熱気が残る中、会場の照明が落ちて番組は終了した。
<第2回葉鍵レズリング・完>
- 304 名前:品川 [2010/12/26(日) 03:04]
- ・・・やっと・・・やっと完結した・・・。
長い長い戦いでした・・・。
でも、やり切った。
今はちょっと晴れやかな気分です。
お休みなさい。
- 305 名前:名無したん@はにゃ〜ん [2010/12/26(日) 18:28]
- お疲れさまでした。
次はいよいよ綾香の登場かな?
楽しみにしてます
- 306 名前:品川 [2010/12/27(月) 01:38]
- >>305
もちろん半年前の約束、憶えてますよ。
ただ、次回作を準備するのに、もう少し時間を下さい。
- 307 名前:品川くじら [2011/01/10(月) 03:33]
- 湯けむりレズリング(1)<序章>
おぃ〜ス!元気にしとったか?ウチや、ウチ、猪名川由宇や。憶えてくれとったか?
世間様は不景気で大変らしいけど、うちの旅館も閑古鳥が鳴いてんねん。
てか、温泉街全体が開店休業みたいなもんやな・・・。
ひなびた温泉街が、しなびた温泉街になってもうたような・・・・・。
あ〜、あかん、あかん!ウチが若女将としてなんとかせな、ほんまにあかんようになってまう・・。
しかし個人で景気振興策ちゅうてもな〜、無理ちゅうもんやで、しかし・・・。
ジリリリリ〜ン!と、その時、ウチの携帯が鳴ったんや。
由宇「はい、猪名川でございますが。」
観鈴「あ、猪名川さんだ〜。ご無沙汰してます、神尾です。」
由宇「あんさんかいな・・・金なら貸せへんで。」
観鈴「あれ〜?なんで言う前に解かっちゃったのかなぁ?」
由宇「また晴子さん捕まったんかいな。大儀なこっちゃで・・・。」
観鈴「ピンポ〜ン!正解です。で、保釈金が工面(くめん)出来なくて困ってるんだけど・・。」
由宇「あん人の飲酒運転は病気の一種や。当面、交通刑務所にでも入れて頭冷やした方がええで。」
観鈴「でもお母さんは私にとって唯一肉親と呼べる人だし・・・。」
由宇「難儀なこっちゃなー、未成年の一人暮らしは無理か・・・。よし、金は貸せんけどな、
替わりに金を稼ぐ方法、考えたるわ。話が纏(まと)まったら折り返し連絡するからな。」
観鈴「ありがとう、猪名川さん。頼りにしてるよ〜。」
携帯を切ったウチやけど正直、保釈金50万円を作れる金策は思いつかなかったんや。
が、5分もせんうちに、また電話が掛かって来たんよ。
(2)へ続く
- 308 名前:品川くじら [2011/01/10(月) 03:34]
- 湯けむりレズリング(2)<序章>
ウチはとりあえず電話を取った。
由宇「はい、猪名川でございますが。」
渚「あの〜初めてお電話差し上げます、私、古河渚と申します。」
まだレズリングには出てない名前やね、ウチに何の用やねん?
由宇「え〜古河さんのご用件は?」
渚「実は・・申し上げにくいのですが、私の両親が経営しているパン屋が食中毒を出して
営業停止になってしまって・・・その〜猪名川さんの所は大きな温泉旅館だそうですので
なんとか一つ、お金の工面をお願いしたいのですが・・・・・。」
由宇「はは〜ん、あの『新葉鍵軍』とか言う連中からなんか教(おそ)わったんやな。あのなぁ、
渚はん、ウチは貸金業やない。頼まれても貸せる金は無いんや。」
渚「そこをなんとか一つ・・・このままでは家庭の危機です、お母さん、パンを焼いた責任を
感じて家を出て行くって言い始めて・・・。」
由宇「う〜ん、大儀なこっちゃなぁ・・よし、金は貸せへんけどな、替わりに何か稼ぐ方法、
考えたるわ。話が纏まったら折り返し連絡するさかい、ほな、また。」
電話を切ったウチは深く考えさせられた。金に困っとる子があちこちにおるねんなぁ・・・。
ちょい待ち、それはもしかすると金になるかも知れへんで!
4〜5人、女の子を集めて『お座敷レズリング』をやるねん。本格的にリングを組まなくても
適当に裸の女の子がくんずほぐれつしてるだけでアホな男はホイホイ引っかかるで。
え〜と、大広間に演芸用の舞台があったな・・あそこに5〜60人入れて、1人あたり1万円
の料金を取るとして1舞台50万円、商売として十分いけるで!!
(3)へ続く
- 309 名前:品川くじら [2011/01/10(月) 03:35]
- 湯けむりレズリング(3)<序章>
思い立ったが吉日や!ウチは携帯電話をフルに活用して金に困りそうな知り合いに電話してみた。
由宇「あ〜もしもし、月宮あゆはん?ウチや、猪名川の由宇や。元気にしとったか?」
あゆ「うぐぅ・・今、借金取りから逃れようと隠れてる最中なんだよ。」
由宇「難儀な話やな〜、今までのファィトマネー、使ってしまいよったんか?」
あゆ「使うにも何も・・・ほら、ボク、長期入院してたから保険医療費が膨大な金額になっていて
いくら稼いでも支払いに消えちゃうんだよね・・・。」
由宇「そこでやな、あゆはん、稼げる話があるねんけど・・・。」
あゆ「ボク、お金になるならなんでもやるよ!」
これで1人確保やな。ウチは折り返し連絡の話を伝えて電話を切った。
けど、切ない話やで。大病から回復したら借金に追い回される人生。泣けるで。方向性の違う泣き萌えや。
他にも千紗ちぃと雛山理緒はんにも連絡したら、アルバイトの口が無くて困っとったらしい、
一も二もなく話に乗ってくれたんや。まずは5人。
後は会場の確保と告知やな。
そうそう、固定のファンのいる子も多いからや、ネットでの情宣活動に力を入れんとな。
不景気で客足が遠のいているご時世やから、ウチの両親は比較的簡単に説得できた。
まあ旅館潰して従業員を路頭に迷わすよりはレズリングで客集めた方がまし、ちゅう計算になったんやろね。
従業員からも大した反対は出ぇへんかった。客さえくれば万々歳や、選り好みはしとられへん。
いやはや、不景気ちゅうのは恐ろしいもんやね。正気とは思えん企画でも平気で通りよる。
あれこれと走り回っているうちに会場と金の準備は出来た。
が、ウチの計算が違(ちご)うてる事に気付(きぃつ)いたのはネットでの告知を始めてからやったんや。
(4)へ続く
- 310 名前:品川くじら [2011/01/11(火) 01:53]
- 湯けむりレズリング(4)<勇闘の章>
さて場所は変わって有馬温泉から程近い六甲山中の山荘、その一室に敷かれたマットの上で
下着姿の少女が2人、組(く)んず解(ほぐ)れつの奇妙な格闘を繰り広げている。
紺藍の長い髪を振り乱す少女が優勢で、蒼いショートヘアの少女を組み敷き、ゆっくりと顔を
近付けていく。
ショートヘア少女はなんとか返し技を使おうともがくが、両腋の下からロングヘア少女の
腕が差し込まれている為、満足に腕を動かす事さえも出来ない。
さらにロングヘア少女の体が胴体の大部分に重なっていて首と足以外は満足に動かせないのだ。
綾香「葵、だらしないわよ!もっと抵抗なさい!!」自信の笑みを浮かべる。
葵「でも、この体勢で押さえ込まれたら上半身動かないですよね?」近付いてくる綾香の唇に
慄(おのの)きながら反論した。
綾香「ほら、両足を使えば反動で私の体を跳ね除けられるって考え付かない?」
葵「じゃ、やってみます。」両足を左右に開いて膝を曲げ、足の裏でマットを蹴って反動を付けて
体を左右に大きく揺さぶる。が、それでも綾香の体は離れていかない。
逆に綾香は、開いた葵の足の間に自分の膝を差し込み、股間の緩やかな盛り上がりを捉えると
グリグリと圧迫刺激し始めた。
葵「し、しまった!これ、罠だったんですね!!」膝頭での刺激に花芯が反応し始めて焦る。
綾香「試合中に相手の言う事を真に受ける方がおかしいでしょ?」イタズラっぽく微笑みながら
股間責めを継続する。まるで葵の反応を楽しんでいるかのようだ。
葵「う〜ギ、ギブアッ・・・」途中まで言いかけていたが、綾香の唇に口を塞がれた。
柔らかな唇の感触が、花芯への刺激と相俟って葵の顔を紅潮させる。
(5)へ続く
- 311 名前:品川くじら [2011/01/11(火) 01:54]
- >>305
お約束どおり、綾香・葵コンビ登場です。
さて、彼女達は由宇の目論む興行に如何に絡んでいくのでしょうか?
- 312 名前:品川くじら [2011/01/13(木) 01:16]
- 湯けむりレズリング(5)<勇闘の章>
下着姿のまま唇を重ねる綾香と葵。互いの吐息を感じながらゆっくりと口を開き、舌を絡めていく。
葵は綾香の唾液が自分の舌に流れ落ちるのを感じつつ、捏ね回される股間から花芯が屹立していくのに気付いた。
体を押さえ込まれてはいるが、ディープキスで綾香を感じさせれば反撃の糸口が掴めるのではと期待したが、
相手はこの分野でも葵より上手だった。
舌を舌で舐(ねぶ)られるこそばゆさは、格闘一筋で性的な経験と程遠かった葵に堪える事の出来る
範囲を超えている。もう耳まで真っ赤になり官能の高まりを隠すことが出来ない。
葵(...ううっ...もうレズリングの練習っていうレベルの話じゃないよぉ.....。)
キスを続けている間にも綾香の膝は確実に葵の花芯を刺激し、官能の潮を押し上げていく。
葵の心臓の鼓動は高鳴り、呼吸は激しく荒いものに変化する。
それを敏感に感じ取った綾香は葵の口から舌を抜いてディープキスを終わらせた。
少し顔を離した2人の口の間には粘液の糸が橋を架けている。
興奮した葵は赤らめた顔で綾香を見上げ、虚ろな視線を送っているが、綾香は間髪を入れず
葵の首筋にキスして舌先での愛撫に移った。
体位を変えた所為で膝頭での股間圧迫が難しくなったのか、綾香は左肘で体重を支えながら
右手で葵のボディラインをなぞるように愛撫しつつ、下腹部から股間へ指先を滑り込ませていく。
綾香「どうしたの?葵。反撃の手が止まってるわよ?」余裕の表情で挑発する。
葵「だ、だって.....」高まる官能に戸惑い、感情の整理すらつかない有様だ。
股間へ滑り込んだ綾香の指先はパンティの上から、じっとりと湿った葵の秘裂を捉えた。
綾香(どうやら膝は有効だったみたいね。指でフィニッシュを掛けてあげる・・・。)
指先で秘裂を左右に割るようにまさぐる綾香の指は、ついに葵の勃起した花芯に当たる。
(6)へ続く
- 313 名前:品川くじら [2011/01/31(月) 02:41]
- 湯けむりレズリング(6)<勇闘の章>
布地の上から陰部をまさぐる綾香の指先の感触に葵の官能は嫌が上にも高められる。
まるで胸の鼓動の高鳴りが綾香に聞こえてしまいそうな錯覚に陥るほど興奮していた。
(あ、綾香さん...うれしいよぉ...でも私、そろそろ限界みたい.....)
強弱のテンポを織り交ぜた綾香の花芯責めが確実に功を奏しているようだ。
強く激しく責められると葵は股間に電流が走ったような衝撃を受け、優しく緩やかに責められると
こそばゆい感覚に全身の肌を桜色に染めて上気する。
(か、感じる...凄く、凄く気持ちいいよぉ.....嗚呼、綾香さぁん.....)
薄らぎゆく意識の中で葵は綾香への愛を感じていた。
そんな葵の心中も知らず、テクニックだけで勝っているつもりの綾香。
(・・・葵、ちっとも反撃出来ないんだもの・・・これでは練習にならないわ・・・・・)
一瞬、ビクリと体を痙攣させたかと思った直後、葵は意識を失う。
「・・・葵、起きなさい!これはあくまでもレズリングの練習なんですからね!」
大声で呼びかける綾香だが、葵はぐったりと伸びたままだ。
「・・・・・。」その時、ベッドの近くの椅子に腰掛けて練習の様子を見学していた綾香の姉、
芹香が口を開いた。まあ、常人には聞き取れない大きさの声ではあるが。
「芹香お嬢様は『もう10回近く葵ちゃんを一方的に責めて逝かせてるけど、貴女が守りに
廻った場合の練習はしなくていいのか?』と、おっしゃってます。」聞き取れない声を芹香の
傍らに立つメイドロボ、セリオが無機質な声で代弁する。
綾香はベッドから身を起して姉達のいる方向へ向き直ると「だって葵が弱すぎて・・・」と反論した。
「芹香お嬢様は『それならセリオの対女性サービス機能を使ってみたらどうか?』とおっしゃってます。」
(7)へ続く
- 314 名前:品川くじら [2011/02/01(火) 03:03]
- 湯けむりレズリング(7)
綾香は姉からの提案に妥当性を感じて同意した。
「確かに責めだけの練習じゃ片手落ちよね・・・。いいわ、受身やってみます。但し、私からも
セリオに反撃するレズリング方式で。」不敵に微笑みながら答える綾香。
(これまで10戦全勝の私がそう簡単に落せるかしら。お手並み拝見といこうじゃないの、セリオ。)
綾香の脳裏には第2回葉鍵レズリングの「スーパーロボット対戦」で善戦するもイルファに遅れをとった
セリオのイメージが去来していた。
初心者相手に敗北したセリオに負ける気がしない、そんな強気が綾香を微笑ませているのだ。
「では綾香お嬢様、セリオがお相手致します。ベッドの方へどうぞ。」
無表情なメイドロボに言われるまま、ベッドへ移動し、相手の到着を待つ綾香。
一方セリオもメイド服を脱ぎ、例の白いレオタード姿になると、直立不動の姿勢で人工衛星とのコンタクトを始めた。
「こちらセリオ、データリンク開始します。対女性用セクシャルサービスプログラム、ダウンロード。」
ロボットらしい無機質な言葉遣いで作業内容を説明する。
ものの30秒も経たないうちに「全プログラムダウンロード完了。これより起動します。」という台詞が聞こえ、
セリオはベッドの上の綾香を確認すると足早に歩み寄ってきた。
「・・・綾香お嬢様・・・それでは参ります・・・。」靴を脱ぎベッドに上がるセリオ。
「こっちも遠慮しなくてよ・・・。」接近するセリオを迎え撃つべく膝立ちで構える綾香。
両者はベッドの中央で向かい合う。
そしてセリオが躊躇無く動いた。元々『対女性用セクシャルサービスプログラム』は女性の
滑らかなシルエットを図像認識で捉えて反応する為、当然の動きではあるのだが・・・。
負けるものか、と綾香も膝で前に出る。そして両者が組み合う形になった。
(8)へ続く
- 315 名前:名無したん@はにゃ〜ん [2011/02/07(月) 00:28]
- おお、リクに応えていただきありがとうございます
練習試合→本戦って感じなのでしょうか?
今後の展開楽しみです
- 316 名前:品川くじら [2011/02/09(水) 03:04]
- 湯けむりレズリング(8)
互いの体を手繰(たぐ)り寄せるべく綾香、セリオ共に半歩程度の距離から腕を伸ばす。
格闘技の間合いに慣れた綾香がやや早くセリオの肩に触れるが、次の瞬間にはセリオの手が
綾香の肩を掴む。そして優位を取るべくディープキスに持ち込む構えになり両者の顔は見る見る近付いていく。
セリオは綾香の唇を図像認識すると頭をやや左に傾けて互いの鼻筋を避ける形を作り、速度を
加減しながら自らの唇を近付けていく。
綾香はセリオの動きに応じるように右に頭を傾けて唇を重ねにいった。
音も無く両者の唇は重ねられ、互いの肉体を貪るような激しいキス合戦に突入する。
まずセリオが舌先で綾香の唇を舐め、口を開くよう催促すると、綾香も口を開いて舌先を出し
自分の口に入り込もうとするセリオの舌に絡めていく。
舌同士が吸い付いたり、離れたりする時に出すチュパチュパという音が漏れ聞こえる程のディープキスだ。
2人の姿をベッドサイドで見学している芹香と葵は思わず息を止めて見入ってしまう。
(は、激しい・・綾香さん、そこまで激しく・・・・・)
(・・・何が貴女をそこまで駆り立てるの・・・・・)
1分、2分とキスは続いた。が、綾香とて人間。碌に息継ぎも出来ない状態では、呼吸を必要としない
ロボットであるセリオに比べて不利になるのは自明の理(ことわり)であった。
(い、息が苦しい・・何とかしなくては・・・)綾香はセリオの肩に置かれていた手を胸の方へ滑らせ
レオタードの上から大きく乳房を撫でる。
セクシャルサービスプログラムがある以上、愛撫に反応するセンサーがあるはず、という綾香の読みは
的中し、セリオは綾香の口から舌を抜くと体勢を立て直そうとした。
そうはさせじと追撃に移る綾香。しかし大きく息を弾ませているのが不安だ。
(9)へ続く
- 317 名前:品川くじら [2011/02/09(水) 03:05]
- >>315
応援ありがとう。頑張ります。
- 318 名前:品川くじら [2011/02/14(月) 02:50]
- 湯けむりレズリング(9)
膝頭で体を滑らせるように前へ出る綾香。狙うは先程反応があったセリオの乳房だ。
愛撫で意識させ、乳首への責めで昂ぶらせた後、太腿、股間と責め続けるつもりらしい。
しかしセリオも負けてはいない。機械らしい冷静さで綾香と自分のポジションを測ると同じく乳房を狙う。
両者は腕半分の距離から互いの乳房に手を伸ばし、掌に包むと揉み合いを始めた。
(セリオ、私と張り合うつもりなの?それなら練習の成果を見せてあげる・・・。)
大きく円を描くように乳房の外側から愛撫を加え、それを次第に内側へ、乳首を意識させるように
円の直径を狭めていく。
テクニックという点で両者はほぼ互角だった。だが、綾香は先程のディープキス合戦で呼吸を
乱していた。乳房への愛撫で次第に興奮させられ、息苦しさを感じてくる。
(・・ハァ、・・ハァ・・・もしかして私、息切れしてる・・こんな事、格闘の試合ですら無かったのに・・)
セリオの指がブラの上から綾香の隆起した乳首を捉え、布越しにグリグリと刺激した。
綾香も懸命にセリオの胸を責めるが、まだ乳首を屹立させるに至らない。
(そ、そうか・・私の動作がダメージで遅くなってるんだ・・・それでタイミングのずれに・・)
不利の陥った理由を分析する綾香だが、考えを巡らせた一瞬の隙をセリオは見逃さない。
愛撫を中断して体を前へ出し、両腕で綾香の上半身を拘束すると、背中にあるブラジャーのホックを
指先で弾き、外してしまう。
慌ててセリオの体を振り解こうともがく綾香だが、その動きはブラのストラップを肩から
脱落させる働きしかしなかった。
目的を果たしたセリオは一旦綾香の体から離れ、次の動作に入ろうとする。
一方、綾香は支えを失い胸から剥がれ落ちようとするブラを慌てて両腕で押さえた。
(10)へ続く
- 319 名前:品川くじら [2011/03/16(水) 03:18]
- 湯けむりレズリング(10)
胸の前で両腕を交差させてブラジャーを押さえる為、動きの止まった綾香に対してセリオは
膝頭で体を滑らせながら前へ出た。
そして綾香の上半身を抱きすくめると、再びディープキスの体勢を作ろうとする。
呼吸を必要としない相手にキスに持ち込まれたら不利に陥ると悟った綾香は、なりふり構わず
両腕を使ってセリオを引き剥がそうとした。が、それは揉みあう両者の体の間で綾香のブラが
捲れてずり落ちるのを促進してしまう。
するとブラのストラップは綾香の両腕に絡みついて動きを妨げ、一旦は引き剥がされたセリオに
付け入るチャンスを与える結果を招く。
セリオはゆっくりと綾香の体をベッドに押し倒す。
一方、綾香は腕に絡みついたブラをベッドに倒れた反動を利用して取り払うのに成功したが、
次の瞬間にはセリオに圧(の)し掛かられてしまった。
相手に先手を取られる形で不利に追いやられた綾香ではあったが、決して勝負を諦めてはいない。
(相手も手が2本、足が2本しかないのだから、こっちにも反撃のチャンスがあるはず・・・)
左肘で体重を支え、右腕で綾香の体を拘束したセリオは次第に体を降下させてくる。
相手の両手が塞がっている今がチャンスとばかりに、綾香は覆いかぶさってくるセリオの
太腿に手を伸ばし、撫で回しながら指先を次第に股間へ移動させていく。
が、セリオはまったく意に介さぬように純白のボディースーツに包まれた肉体を綾香の体に
密着させ、乳房で乳房を圧迫しながら体を楕円形にグリグリと動かし始めた。
綾香の剥き出しにされた乳房の先端はセリオの乳房による圧迫刺激をもろに受ける形になり、
ボディースーツとの衣擦(きぬず)れもあってか、こそばゆい官能に屹立を開始してしまう。
(11)へ続く
- 320 名前:品川くじら [2011/03/17(木) 03:24]
- 湯けむりレズリング(11)
(そ、そんなぁ・・この私が・・・)乳首への刺激であっけなく感じ始めてしまった綾香は焦った。
先程まで葵を相手に練習を繰り返し10戦全勝だった自信が大きく揺らいだ。
畳み掛けるようにセリオは右手を使って綾香の太腿を愛撫し始める。
掌で大きく楕円を描くように撫でまわしてくる、こそばゆい感覚が綾香の脳裏に伝わってきた。
(くっ、責める場所を増やして追い上げるつもりね・・・。)
2箇所の性感帯を一度に責められ、綾香は余裕を無くしていく。
体勢を挽回するべくセリオの股間に伸ばした指先も、激しく体を動かす相手の動きに阻まれて
花芯を刺激する効果を上手く発揮できないでいる。
その間にもセリオの体もろともにぶつかる愛撫は確実に綾香の官能を高め、その頬を紅潮させていく。
「..んッ.....はぁッ.....」呼吸が乱れたのか、綾香が苦しげな溜息を漏らす。
それを興奮のシグナルと受け取ったのか、セリオは右手で綾香の左膝を取ると足を広げさせ、
自らの右膝で綾香の股を左右に割っていく。
セリオの狙いが股間への圧迫刺激だと悟った綾香は体をずらして防ごうとするが、セリオは
右手まで使って綾香の上半身を拘束し、膝頭をピタリと綾香の股間に押し当てた。
(ダ、ダメ...このままセリオが動き始めたら.....)強気が一転、受身への不安に慄(おのの)く綾香。
しかしプログラムに従って動くセリオに綾香への気配りなどあろうはずも無く、膝と腰を使った
屈伸を動力源にした股間への刺激運動が始まる。
強く、弱く、早く、ゆっくり、という4種類の刺激を巧みに組み合わせたセリオの責めに、
綾香の花芯は心とは裏腹に反応してしまう。
「!...ぁ..んッ.....ぁん!.....こ、こんなはずでは.....ぁ〜ん...ハァ、ハァ.....」
(12)へ続く
- 321 名前:品川くじら [2011/04/11(月) 02:31]
- 湯けむりレズリング(12)<勇闘の章>
セリオは容赦なく綾香に体を押し付けグリグリと動かしながら乳首と股間を刺激、さらには
太腿を荒々しく愛撫して官能を高めさせようとする。
その動きに翻弄されて満足に反撃できない綾香は、惨めなはずだったが湧き上がる快感に
目的意識を見失い始めていた。
巧みな圧迫刺激は下着の上からにも係わらず花芯を心地よく責め嬲り、情欲の高まりを示す
花蜜でパンティーを内側から汚してしまう。
「ん〜ッ.....負けない...負けないわよ.....」うわ言のように口走りながら綾香の右手は
セリオの股間へ伸ばされる。今度はかろうじて相手の陰部を捉えるのに成功したようだ。
この時、綾香は何故動きが止まったのかと疑うべきだったのだが、セリオは圧迫刺激を中止して
ディープキスに作戦を切り替え綾香の顔に迫った。そのための都合だったのである。
またも後手に廻る綾香。セリオの意図に気付いたときには相手の唇に口を塞がれていた。
「むぐっ.....ん〜ッ.....ん〜」セリオとのキスが招くピンチに慌てる綾香。
(...まずい...息が出来なくなっちゃう.....)
メイドロボの濃厚なキスに呼吸を妨害され、もはや密かな反撃のチャンスすらも断たれてしまった。
1分、2分とキスを続けられるうちに心拍数が上がり、呼吸が荒々しいものに変わる。
顔面を紅潮させた綾香は、反撃に使う予定だった右手でベッドのシーツを掴み、突き上げる官能の潮に
耐える事しか出来なくなっていた。
キスが3分目に近付くとセリオは綾香に口を開くように促し、舌先を差し込んでくる。
相手の舌先に、舌べろを嘗め回されるこそばゆい感覚に綾香は悶絶した。
(ん〜ッ.....セ、セリオ...上手いわね...まさかここまでとは.....んぁ〜ッ...)
(13)へ続く
- 322 名前:品川くじら [2011/04/28(木) 01:49]
- 湯けむりレズリング(13)<勇闘の章>
呼吸の限界まで我慢させられる綾香の意識は朦朧としたものになり、もはや反撃を意図するどころではなかった。
(...く、苦しい...せめて息継ぎしたい.....でも舌が邪魔で空気を吸い込めない.....)
濃厚なディープキスの与える、めくるめく官能と、酸素欠乏による苦しさの狭間で綾香は悶絶した。
3分をやや越えた辺りでセリオは綾香の口から舌を抜き、ディープキスを終える。
2人の口の間にはねっとりとした唾液が銀色の糸の橋を架けていた。
「ハァ...ハァ.....ハァ.....」荒く大きな呼吸が静かな室内に響き渡り、綾香の胸は大きく上下する。
その間にもセリオは綾香のパンティの両サイドに手を掛け、いとも簡単に引き降ろす。
布地に隠されていた股間には下着からのはみ出しを見られる事を嫌ったのか、秘裂を包み隠すべき茂みが無い。
セリオは大きく体を後退させ、綾香の股間に顔を近づけると、両足を大きく開かせて自らの両腕で
太腿を抱え込み、おもむろに秘裂に唇を押し付けた。
「!ぁん!...」一瞬体をビクリと震わせて反応する綾香。
反応に自信を得たのかセリオは舌先を綾香の秘裂に滑り込ませ、ゆっくりと撫で上げる。
その舌先に花芯を捉えられた綾香は「んッ!」と言ったきり動きを止めてしまう。
ゆっくりとした舌先の往復で花芯を舐るセリオは顔の両側から迫る綾香の内腿の力に相手がどれ程の羞恥を
感じているか判断し、徐々に舌先の動きを激しく早いものに変えていく。
「!...んぁ〜ぁん.....」花芯を責め嬲られる綾香は官能を言語化することも出来なくなっていた。
まるで股間から脳天に向けて断続的に電流が突き抜けていくような激しい快感が綾香の脳裏を支配するのか。
上半身を左右に揺すって豊かなロングヘアと乳房を振り乱し、官能の深さを示してしまう。
(...ぁぁ〜ん.....し、痺れる...体の芯が痺れて...もう.....私、何も...ぁあ〜ん...)
彼女にはこれがレズリングの練習であるという事すらも意識することが出来なくなっていた。
(14)へ続く
- 323 名前:品川くじら [2011/05/04(水) 04:58]
- 湯けむりレズリング(14)<勇闘の章>
緩急を自在に使い分けるセリオの舌技に責め嬲られる綾香の花芯は完全に勃起し、包皮からその頭を覗かせている。
舌が花芯を舐め上げるたびに激しい電流が脳天に突きぬけるような衝撃が綾香を襲う。
ベッドの上でメイドロボのテクニックに翻弄される哀れな肉体は、もはや勝利への自信に満ち溢れた
来栖川綾香ではなかった。官能の悦びに精神のコントロールを失った一人の少女でしかない。
「...ん〜ッ、んん〜ッ、く、狂っちゃうぅぅ〜...が、我慢出来ないぃぃッ!...」
頭髪を掻(か)き毟(むし)りながら激しい快感を表現する綾香。
その乳首も限界まで屹立し、全身の肌は桜色に上気して官能の深さを物語る。
「!...ぁん!..ぁ〜ん.....ぁあぁぁあ〜ッ...逝っちゃう、逝っちゃうよぉッ!!」
今まで財閥令嬢としてのプライドから隠し続けてきたであろう本心を露呈し、絶叫しながら
エクスタシーを迎えてしまった。
意識は混濁し、無造作にベッドに転がったまま荒い呼吸を繰り返す。
それでもセリオは止めなかった。体位を変え綾香の体に覆いかぶさると唇を奪う。
押し付けられる柔らかな唇の感触に気付く綾香だが、まだ身動きできない。
セリオは体の位置を下げて綾香の胸に顔を近づけ、左肘で体を支えながら右手で綾香の左乳房を揉み、
舌先で右乳首を舐る。
先程の絶頂で敏感になっている乳首はこそばゆい刺激を綾香の脳裏に送り、「ん〜ッ、ん〜ッ.....
くすぐったいよぉ...ぁ〜ん.....」甘えたように喘ぐ。
その反応を受けてセリオは右手で綾香の両足を開かせ、そのまま内腿を擦(さす)り上げると、
花芯が剥き出しになったままの股間へ指先を滑らせる。
まるで令嬢とメイドの立場が逆転したような肉体の演劇は続いていく。
(15)へ続く
- 324 名前:はにゃ〜ん [はにゃ〜ん]
- はにゃ〜ん
- 325 名前:はにゃ〜ん [はにゃ〜ん]
- はにゃ〜ん
- 326 名前:はにゃ〜ん [はにゃ〜ん]
- はにゃ〜ん
- 327 名前:はにゃ〜ん [はにゃ〜ん]
- はにゃ〜ん
- 328 名前:品川くじら [2012/04/01(日) 02:53]
- 湯けむりレズリング(15)<勇闘の章>
メイドロボの滑らかな指先は令嬢の屹立した花芯を捉えると、人差し指と
薬指で恥丘を左右に開きながら、中指の腹でグリグリと刺激する。
「!.....っ..んん〜ッ.....」綾香は怒涛のように脳裏に押し寄せる官能を否定するかのように
頭を左右に振る。だが絶頂を経験した直後でもあり、正気に戻れるものでは無い。
顔も肌も限界まで紅潮させて悦びを表わしながらセリオの胸の下で悶える姿は、主従の立場の逆転を端的に示していた。
そんな妹を冷淡に眺めているように見える芹香に、葵は疑問の言葉を発する。
「あの、止めなくていいんですか?綾香さん、もう何度も負け続けてますけど・・・」
「・・・・・」芹香は口を開いたように見えたが、例の如く一般人には何も聞こえない。
だが、どうやら『ギブアップするまでは余分な事はしない』と言っているようだった。
「.....ぁぁあ〜ん.....」やりとりの傍らで、綾香は数回目の絶頂を迎え意識を失う。
自分の肉体の下で、ぐったりと力を失って伸びている令嬢の姿を確認したメイドロボは、上半身をベッドから起して
主人である芹香の方を向き、善後策を乞う。
「警告します。綾香様の脈拍が急上昇、呼吸回数も大幅に増加。このままでは過呼吸の危険があるため、
対女性用サービスプログラムの使用中止を進言します。」機械的な口調で告げるセリオ。
「・・・・・」たぶん『仕方無い、そうしなさい。』とでも言っているのだろう。
芹香の返答を聞いたセリオは責めを終了する。
その後5分ほど綾香はエクスタシーの海を漂い、身動き一つ出来ない。
「綾香さん、しっかり、しっかりして下さい・・・」
ようやく意識を回復した令嬢の耳に飛び込んできたのは、枕元で懸命に呼びかける葵の声だった。
「.....わ、私、負けたのね.....」やや正気を取り戻した綾香は口惜しさに唇を噛む。
(16)へ続く
- 329 名前:はにゃ〜ん [はにゃ〜ん]
- はにゃ〜ん
- 330 名前:はにゃ〜ん [はにゃ〜ん]
- はにゃ〜ん
- 331 名前:はにゃ〜ん [はにゃ〜ん]
- はにゃ〜ん
- 332 名前:品川くじら [2012/04/03(火) 02:02]
- 湯けむりレズリング(16)<勇闘の章>
練習の一部始終を見守っていた芹香はセリオを身近に招き寄せ、妹綾香の回復を見守る。
綾香はエクスタシーの余韻冷め遣らぬ表情を浮かべながらも、ようやく上半身を起こし、
自身の敗北の理由を探して考えを巡らせているようだった。
(解からない・・・セリオとやる前は葵相手に10戦全勝だったのに・・・)
そんな妹に向って芹香は自分なりの分析を聞かせる。
「・・・・・。」
いつもどおり聞き取れない声なので、セリオが逐次翻訳した。
「芹香様は『貴女は攻勢に出る時には強い。でも、一旦守勢に廻ると打たれ弱く、
たちまち燃え上がってしまう。』と、おっしゃっています。」
図星を突いた指摘に綾香は考え込んでしまう。
(スタミナが無いのが問題なのかしら・・それとも感受性が強すぎる?・・解からない・・・)
欠点を改良しようにもすぐにアイディアがまとまるわけでは無い。
くよくよ思い悩んでいても答えは出ないと考えたのか、綾香は脱がされた下着を手早く身に付けると
衣服を着なおしてベッドから起き上がった。
「姉さん、少し考えてみたいので、ちょっと散歩に行って来るわ。」
ふらふらとした覚束(おぼつか)無い足取りでベッドルームを出ようとする綾香。
「あ、待って下さい。私も・・」葵が後を追おうとしたが、芹香に制止された。
「『今はあの子に一人で考える時間を与えてあげて。』と、おっしゃっています。」
セリオが補足説明した。
そして玄関へ辿り着いた綾香は靴を履くと別荘を出て近くの林道を歩き始める。
(17)へ続く
- 333 名前:はにゃ〜ん [はにゃ〜ん]
- はにゃ〜ん
- 334 名前:品川くじら [2012/04/09(月) 02:13]
- 湯けむりレズリング(17)<勇闘の章>
(いったいどうすればいいと言うの・・・守りに弱い私の特性・・・)
先程、姉に指摘された自分の弱点について思い悩みながら、ぼんやりと歩いていく綾香。
考えてもみれば試合ともなれば自他共に動き回っている為、客観的な分析など出来ない相談だった。
今まで意識の外側にあったものを、いきなり提示されても何か対策を出せるものでは無い。
(相手の動きを封じ込める防御技を開発する・・しかし相手を封じる為に
自分の手足も動かせないのでは意味が無い・・・どうすれば・・・)
綾香の歩く道は緩やかな下り坂になって有馬の温泉街へと続いている。
彼女は気付かぬうちに物語の中核へと近付いていた。
(運動能力を使って相手の後や脇へ廻り込み、反撃されにくい角度から責めれば・・・)
様々なアイディアが脳裏に浮かび、それを頭の中でシュミレートする。
だが実戦で理論どおり動けるかどうかは疑問だった。
(やはり理論を試す場が欲しい・・・それも色々なタイプと戦えるチャンスが・・)
さすがエクストリームの頂点に立った事もある実践派である。
しかし、ぼんやりと林道を下ってくるうちに自分が何処まで来たのか解からなくなったらしい。
周囲の風景が林から町並みに変化している事にようやく気付いた綾香は慌てて周囲を見渡す。
(えっ!?ここって温泉街じゃない?いつの間にかこんな所まで歩いてたなんて・・・)
帰り道を携帯電話のナビ機能で探そうと、スカートのポケットをまさぐるも、そこには何も無かった。
(あ〜、しまった。出る時確認すればよかったのに・・・)
地図を求めて街を彷徨う綾香の目に1件の旅館の看板が飛び込んでくる。
(猪ノ坊旅館・・・ここって確か・・・・・)
(18)へ続く
- 335 名前:名無したん@はにゃ〜ん [2012/04/15(日) 02:14]
- 湯けむりレズリング(18)<邂逅の章>
あか〜ん。ネットで小規模に告知しただけなのに観戦希望者が増えすぎてもうた・・。
北は北海道から南は沖縄まで全国から問い合わせのメールと電話が殺到してんねん。
ほんま、おる所には暇人がおるもんなんやね。
60人そこそこしか入れへん大広間に5000人近い希望者が入れるわけあらへんし、
下手に断ったら暴動の一つも起きかねへんし・・・。
仮に告知を中止しても噂はすでに広まっとるはず。
この先どこまで希望者が増えるか想像もでけへん・・・。
固定ファン層の多い鍵キャラの主役級が3人参加したのが原因やね・・・。
お客様は神様やゆうけど、扱いを間違えると祟られるさかい、むつかしいんや。
「過ぎたるは及ばざるが如し」ちゅうのは、こういう事なんかなぁ・・。
あ〜、どないしょ・・・。
ウチこと猪名川由宇が企画したお座敷レズリングは蹉跌を迎えてしもた。
5000人を2、3回に分けて入場させるとしても1500人以上収容できる設備が必要や。
せめて財力に余裕があれば近場に広い会場を借りられる当てはあるんやけど・・・。
それと千人単位の客を捌(さば)ける能力のある運営も必要やね。
嗚呼、金と人さえなんとかなれば千歳一隅の大儲けに繋がるのに、口惜しいなぁ。
が、そんな時『捨てる神あれば、拾う神あり』という言葉の意味が身に染みて
解かるような出来事が起きたんや。
思案しとった最中に旅館のフロントから内線で連絡が飛び込んで来よった。
「若女将、玄関口の方へお客様が見えられてます。お名前は来栖川はんとか・・」
(19)へ続く
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